ロングステイ候補地のハワイ・マウイ島で長期滞在した【評価】
ハワイ・マウイ島に民泊した経験から、マウイ島で長期滞在する民泊の探しかたや、エリアの特徴を教えます。長期滞在の暮らしやすさや治安、ネット環境などを調べて評価しています。
ロングステイ候補地のハワイ・マウイ島を体験する
2017年6月、ハワイ・マウイ島のキヘイに長期滞在してきました。ロングステイ候補地の調査・体験です。
ハワイ・マウイ島は、日本人旅行客にはなじみが薄いですが、ハワイ諸島で一番観光客が多いオアフ島とアメリカ本土からの旅行客が同じくらいに多い島です。キヘイ(Kihei)は、マウイ島の南西部分に位置するエリアで、晴天率が高くビーチパークが点在しているリゾートエリアです。
たとえば、キヘイにあるカマオレビーチパークI, II, IIIなどで海水浴やシュノーケリングが楽しめます。家族で楽しめ、亀や魚に出会えるビーチです。キヘイには空港があるカフルイ(Kahului)から車で30分ちょっとで着きます。空港=キヘイ間のシャトルバス送迎も選択できます。
キヘイから南へ行くと、高級ホテルが立ち並ぶワイレア(Wailea)地区があります。ワイレアにはアラモアナショッピングセンターのようなショッピングモール「The Shops at Wailea」があります。そこからさらに南下すると人影もまばらなマケナビーチ(ビッグビーチ)へたどり着きます。
マウイ島にあるキヘイの特徴
キヘイの特徴は、同じマウイ島のリゾートエリアであるカアナパリやワイレアと異なり、ホテルがほとんどないことです。そのかわりに長期滞在型のコンドミニアムが海岸線に多数立ち並ぶエリアとなっています。
マウイ島エリアごとの特徴
- カアナパリ – 中級高級ホテルが建ち並ぶ。基本的にホテルとモールのホエラーズビレッジしかない
- カパルア – 高級ホテルがある。カフルイ空港から遠い
- キヘイ – ホテルがほとんどないコンドミニアム中心のエリア。レストランやスーパーマーケット、ショップが点在
- ワイレア – 高級ホテルがある。モールのショップスアットワイレアがある。ホテルとモールしかない
- パイア – ホテルはほとんどない。車必須。ウィンドやりたい人が集まる
- カフルイ – 空港がある。ビジネスホテルがある。マウイ島のロコが住むエリア。モール、スーパーマーケットなど多数
ゴルフコースは各エリア周辺に点在しています。
マウイ島のキヘイにはAirbnbに掲載の民泊がたくさんある
マウイ島のキヘイは、たくさんのコンドミニアムがあります。ユニットの所有者はアメリカ本土在住の人が多いので、使っていない期間をAirbnb(エアビーアンドビー)などを通じて民泊として貸し出しています。
キヘイのコンドミニアムは民泊といっても一般住宅と異なり、管理業者がしっかり常駐しているので安心感があります。ハワイは元々バケーションレンタルの文化が根付いている土地です。
キヘイのコンドミニアムは分譲されているので、「老後をハワイで暮らす」みたいな感じで、がっつり定住している人たちもたくさんコンドミニアムにいます。
たいていのコンドミニアムには、小規模なプールとBBQサイト、駐車場があります。道路を1本横断すれば、すぐにビーチです。キヘイは、ホテルと違い滞在期間が長めで、また住人もいるからか、全体的にのんびりした落ち着いた雰囲気です。海もプールも混み合わず、ゆとりを感じます。
マウイ島キヘイのエアビー料金の目安
今回マウイ島キヘイのロングステイ体験で長期滞在したのは、そんなコンドミニアムの1つです。1ベッドルーム(リビング、ダイニングキッチン、寝室、洗濯乾燥機・食洗器付き)の部屋でした。
建物のある場所に到着したらコンドミニアムにある管理フロントでチェックインしました。一泊1万8000円くらい。この部屋のサイズだと大人4人まで泊まれます。
マウイ島キヘイの民泊1ベッドルーム料金の目安は、季節変動ありますが、部屋料金でおおよそ1万5000円から3万5000円くらいの範囲です。一番物件数が多い中心帯は、1泊2万4000円くらいです。料金の差は、場所の便利さ、築年数、広さ、設備や豪華さにあらわれます。
マウイ島の民泊はワイキキと比較すると、ホテルタイプの部屋やストゥディオの部屋数が元々少なく、2BDや3BDなど家族向けに人気がある部屋が多くあります。キヘイで小さめの部屋や安い費用で宿泊しようとすると選択肢が限られてしまいます。
マウイ島の民泊を探すことができるウェブサイトは、まずAirbnbです。次にバケーションレンタル取り扱い大手VRBO、Booking.comになります。
管理している物件を小規模に紹介しているウェブサイトもありますが、それらもAirbnbやVRBOに掲載されているので、上記3つを見るだけでことが足ります。
マウイ島キヘイでのロングステイの暮らしやすさ
マウイ島での移動手段は、基本的に車になります。ハワイは車社会です。ほとんどの旅行者が空港でレンタカーを借ります。マウイ島にもオアフ島のように公共バスが走っています。でも、路線や本数は多くありません。キヘイの海岸沿いもバスが走っています。それを利用して買い物や食事に行くことは可能です。レンタル自転車屋もあります。
キヘイのエリアは、ワイキキのようにギュッと凝縮して施設が立ち並んでいるわけではありません。行動を徒歩だけに限定してしまうと、行ける店舗が限られ、買い物や食事がワンパターンになってしまうかもしれません。飲酒することを考えたら、徒歩圏に買い物や飲食の選択肢を多く持てる立地のコンドミニアムを選ぶことが大事になります。タクシーはほとんど走っていません。
キヘイでの日常の買い物や飲食について
キヘイの海岸沿いには、Foodlandなどのスーパーマーケットが4軒ほどあります。ABCストアやWhalers General Storeなども数軒あります。食材や飲料、軽食、日用品などはそれらで問題なく調達できます。
ホテルがほとんどないエリアということもあり、コンドミニアムに滞在している人向けに飲食店はけっこうな数が点在しています。朝食を提供している店も多くあります。朝・昼・晩のすべてを外食で済ますことが可能です。ドレスコードがあるような高級店はほとんどありません(ワイレアのホテル群に多数あります)。10ドル以下で飲み食いしようとすると、曜日特典やハッピアワーなどをうまく活用する手が必要です。
マウイ島・キヘイの治安や気候、通信環境
キヘイの気温は、今回の6月で最高28度、最低20度くらい。東京と同程度ですが、湿度が低く風があり、不快ではありません。キヘイは基本的によく晴れるエリアです。雨が降るときはしっかり降ります。ハレアカラ山方面の雲の具合を見れば、これから雨が降るかどうか予測できます。
言語は英語です。マウイ島での日本語の通用度はほぼゼロです。英語も容赦ない速度です。旅行英会話レベルで十分に通用しますが、オアフ島よりは頑張る必要があります。
マウイ島の治安
マウイ島キヘイの治安は安全に感じます。わりと真っ暗になる夜間も、海岸沿いの道を歩行者が歩いています。日本の感覚で暮らせます。キヘイに信号機はほとんどありませんが、ビーチ近くの横断歩道にあるボタンを押すと光が点滅して歩行者が渡ろうとしていることを知らせる仕組みがあり、自動車は停止します。
キヘイのインターネット環境
インターネットは、宿泊したコンドミニアムでは有線LANと無線LANが使えました。けして高速ではありませんが、Netflixを見ることが出来る速度が出ていました。実用上十分でした。また、飲食店のほとんどにWi-Fiがありました。
今回、SIMフリースマホのSIMカードは、プリペイドのZIP SIMを事前に日本のAmazonで購入しておきました。ZIP SIMはT-MobileのMVNOで、ハワイではAT&TやVerizonと比べてT-Mobileのカバーエリアは弱いようですが、マウイ島とオアフ島で実用上の問題はありませんでした。
マウイ島ではアオフ島のワイキキやアラモアナと比べるとSIMカードが気軽に入手し辛いので、ホノルル空港に着いてそのまますぐカフルイ空港に行く場合は事前手配のほうが良いと思います。SIMカードはカフルイにあるキャリアショップやドラッグストアなどでも入手はできますが、営業時間や距離の問題があります。
キヘイのロングステイ地としての評価
ロングステイ候補地として考えた場合のマウイ島キヘイは、住人もいるエリアであり普段同様に生活できます。ワイキキより静かでのどかです。
ハワイは日系人がいることもあり、いろいろな面で馴染みやすく暮らしやすい。でも、コスパの面では日本より安くあげることがまずできません。先進国の物価かつ離島価格です。オーガニック、グルテンフリーなどの要因も割高感に影響しています。宿泊費を含めて米国の物価は日本以上に年々上がっていると感じます。
日本の生活費より下げるコスパの面が期待できないので、寒暑や梅雨避け、花粉避けなどが主な滞在目的になります。ただし冬場は、アメリカ本土やカナダからの避寒客が多くなり宿泊費が上がるので、避寒目的の利用はコスト的に難しいかもしれません。
キヘイの場合、3カ月間滞在する場合に移動手段をどうするかという問題がありそうです。3カ月ずっとレンタカーを借りっぱなしというのはコスト的に無理かな。
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