ドル円には3つのレジスタンス(壁,節目)がある
なんだか最近は投資ネタばかり投稿していますね。
それもこれもそれだけ外国為替の変動が激しい状態だからですね。
ドル円が75円のときと135円では海外旅行すると全然違うことがよくわかります。
すべてが安く感じるとき、すべてが高く感じるとき、その差は大きいです。
今はただ円安なだけでなく、高いサーチャージ料、高いPCR検査料金が追加で必要なのでさらに高く感じて、海外旅行に行く敷居があがってしまいますね。
さて、
ドル円(USDJPY)には3つの節目がある話
日銀総裁が話をするたびに円安が加速して134円台まで来ました。
どこまで行くのか気になるところですね。
そんなときは過去のチャートです。
プラザ合意以降には、3つの円安の節目(レジスタンス)が存在します。
それは、
- 2002年の135円
- 1998年の144円
- 1990年の160円
です。
今134円ですから、まずは135円を突破してしまうかどうかですね。
ドル円 134円は、日米の約3%の金利差を織り込んだ状態です。
この状態が予想よりも続く、もっと米国が利上げすると予想されるようになれば、かんたんに135円を突破してしまう可能性があります。
いったんは135円の壁に何度か跳ね返される展開になりそうですが、上方にブレイクするかどうかはファンダメンタルズ(各国の金融政策や緩和政策)次第かな。
ドル円の逆張りは時期早々
ドル円が135円を突破してしまうとその先にとうぶんレジスタンスがなく、するすると144円まで行ってしまう可能性を否定できません。
そうなんです。
まだ円高に向けて逆張りするには時期早々なんです。
125円くらいのときに20年ぶりの円安水準とかいうニュースから、
「ここでUSDJPYを売ればウハウハじゃね?」
と売りエントリーした人たちが134円で阿鼻叫喚状態になってます。
勝手にシナリオを作らず「トレンドに順張り」が基本ですよ。
まだ明確に長期トレンドが反転していない以上、長~く持つつもりなら待つべきです。
短期ならまた違いますが。
EURUSDは動き出したかも
日本と並んでゼロ金利政策マイナス金利政策だった、ヨーロッパ、スイスはどちらも利上げに舵を切りました。
残っているのは日本だけです。
ヨーロッパ(EU)は政策転換で1.75~2%くらいまで上げる予測になったので、これまでずっと下落していたEURUSDが反転の兆しです。
EURUSDが、元の金利 0%:3% から 1.75% : 3% になるぶん動くのは至極当然です。
それに対して日本は0%なままなのに、勝手にドル円反転予想して売るのはおかしいですよね。
頑なに維持しようとする日本に長期トレンド反転の理由は見つかりません。
低金利な円を借りて高金利な国で運用する(円キャリー取引)だけで儲かる状態なので需要ありますし。
ドル円の反転は、各国のインフレ抑制失敗か、日本の利上げのときですね。
黒田さんの任期は23年まであります...。