米株式市場で初のサーキットブレーカー発動
新型コロナウイルス不安とそれに伴う経済活動縮小懸念からここのところ株価がずっと下落傾向です。
2020年3月9日、アメリカニューヨーク株式市場で制度導入から初のサーキットブレーカーが発動しました。
サーキットブレーカーとは
株式市場のサーキットブレーカーとは、直訳すれば回路遮断で、変動が激しく加熱した株式売買を一旦停止させる措置のことを言います。
アメリカニューヨーク株式市場のサーキットブレーカーは、株式指数のS&P500の下落率によります。
- 株式指数下落率7%を超えると15分間の売買停止
- 株式指数下落率13%を超えるとさらに15分間の売買停止
- 株式指数下落率20%を超えるとその日の取引は停止
と、アメリカニューヨーク株式市場のサーキットブレーカーは決まっているらしいです。
頭を冷やすための冷却期間という意味合いがあります。
自動的に高速売買が行なわれるシステム取引の暴走気味な取引を停止させて、人間に売買ルールを設定し直す時間を与える意味合いもあります。
S&P500の下落率7%を超えて15分間の売買停止が発動
今回は、「株式指数のS&P500の下落率7%を超えると15分間の売買停止」が発動した格好です。
3月9日週明けのアメリカニューヨーク株式市場は、ダウ平均が-7.79%の下落となりました。
ダウ平均は高値から20%下落した
これでダウ平均は直近の高値から約20%下落したことになります。
損切りは10%、15%、20%あたりに設定されていることが多いと思います。
今回は高値から-20%になったことで損切りや利益確定売りがたくさん発生したものと想像します。
下限待ち
20%を超える下落になってくると「暴落」という言葉がちらついてきます。
はたしてどこまで下がるのか、プロから素人までみなが探っているでしょう。
底は後になってみてはじめてわかるので、株の格言「頭と尻尾はくれてやれ」にそって、のんびりと上昇を待つのが素人にはよいかなと思います。
と言いつつ、さらにここから10%落ちたところの値で買いを入れて今週は待ってます(笑)。
だって配当利回りがいい株式がたくさん出てきているのだもの。
3月の株主優待目的の人にとっては買い場かもしれません。