なぜか老後になると投資しない投資本
よく投資本は「老後に必要な3000万円をほったらかしで貯める方法」とか言って投資をあおります。
あおり運転が危険ならあおり投資も危険だと思うんですがね。
YouTubeとかで人が言うままに投資するんでなく、いったん腑に落ちたものにしてから投資したいものです。
老後資金を貯めるために投資を煽るのになぜか老後になったとたん投資が思考停止してしまう投資本
投資本あるあるは、老後資金3000万円を貯めるためにはこういう投資をしなさい、資金運用をしなさいと煽るのに、老後になったとたんパタンっと投資を一切やめて使う一方減る一方論理の本のなんと多いこと。
「必要なお金なんだからもう余裕資金じゃない。だから減るリスクのある投資なんて老後にご法度」とでも言うかのようです。
で、リスクなしで20%!っていう甘い投資話にコロっと騙されちゃうわけですよね。
もちろん老後資金が半減したりゼロになるようなハイリスクな投資はよくないと思いますよ。
でもね、まったく投資しないっていうのはどうなんですかって話です。
65歳になった人がその先何年生きると思ってます?
65歳まで生きた女性は平均で89歳、二人に一人は90歳超え、十六人に一人は100歳超えるまで生きるんです(2011年調べ)。
平均で言っても、65歳から24年もあるんです。
もし100歳なら35年もあります!
そんな長い期間があるなら、投資しないでどうします?
年10%増やすのが難しいですか?
だったら年5%、6%ならどうですか?
年4%でも難しいですか?
年3%でも?
もし3000万円あるなら、3%できたら90万円ですよ。
年金で足りないぶんの持ち出しが90万円未満なら、老後資金は減らずに増えていきます。
4%なら120万円。
5%なら150万円。
6%なら180万円。
10%なら300万円です。
ちなみに3%なら株式市場でたった1日で動くことがあるレベルです。
3%増えた時点でその年は止めてしまえば済むレベルです。
政府日銀が物価2%上昇っていうなら、老後資金は2%以上増えていかないと、増減0%でも実質目減りです。
老後だろうと増やさないといけないんです。投資しないといけないんです。
年3%~6%のローリターンでいいなら、とにかく待つ投資です。
経済は循環します。好景気があれば不景気がきます。不景気から好景気へ戻るタイミングまでひたすら待てばかなり安全な投資ができるはずです。
天底を確認するのはFXでも基本ですね。
じっくり待つ。ひたすら待つ。
24年あれば、8年周期としたら3回くらい大チャンスがめぐってきます。
そこまで待つんです。
そこまで待って投資すればかなりローリスクなはずです。