資産が3~4%以上増えてないとそれは実質の目減りである
米国のインフレが根強いことが再確認された2023年1月のコアCPI(米消費者物価指数)でした。
2月以降は昨年度に急激に上昇した指数との前年同月比較なので、ここまでの数か月よりは下がるだろうとみんな思うでしょう。もしその予想を裏切る結果が出た日には金利や株価、外国為替が大きく変動しそうです。
CPIは前月比で0.4%の上昇
CPIは前年同月比と前月比の2つが発表されます。
注目度が高いのは前年同月比のほうです。
前月比のほうは、それを12月間みることで1年間のインフレ率がわかります。
これが1月0.4%でした。
単純に12倍すると4.8%になります。
実際には複利なので5%くらいとみておくとよいでしょう。
それは、1年前に100円だったものが、その1年後に105円で売られているということです。
銀行預金だけでは年5%ずつ貧乏になっていく
100円だったものが1年後に105円になるのが5%の価格上昇です。
このとき、資産が銀行の定期預金だけだった場合、大手都市銀行で1年0.002%の円預金金利です。
増えているのか増えてないのかわからないくらいしか金利が付きません。
手元資産はほとんど増えていないのに物価のほうだけが上がっているとき、元本保証で預けていたはずなのに、実質的な資産は目減りしています。
1年前に1個1万円だったとき、100万円で100個買えます。
これが1個1万0500円に値上げになったとき、100万円で95個しか買えません。
銀行定期預金だけの人は、1年で5個分貧乏になりました。
資産の目減りを食い止めるにはインフレ率以上に資産を増やさないといけない
1年後にも100個買えるためには、100円が105円に値上がりした以上に、自らの資産を増やさなければなりません。
1年前に1個1万円のとき、100万円で100個買えました。
今、1個1万0500円で売っていて昨年と変わらず100個買えるためには、105万円必要です。
資産が105万円以上に増えていたら昨年と同じだけ買えるわけです。
インフレ率以上に資産を増やすことが最低でも必要です。
この5%というのは高いので、今FRBなどは低下させようと金利を上げてるわけで、本来は2%~4%くらいです。
全世界みんな同じ意識で資産運用しています。
世界のみんなの資産は最低でも年2~4%以上増やそうとしています。
やらないでいると年2~4%ずつ貧乏になっていきます。
世界のみんなと同様にあなたも年4%以上増えるような資産運用して目減りを防いでくださいね。
一番手軽にみんなに乗るには、例えばeMAXISS Slim全世界株式(オール・カントリー)みたいな、全世界株式投資信託でしょうね。
それ以上を求めるなら自分で勉強して頑張るか、だれかに任せるかだと思います。
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1冊1個なにか為になることがあればいいなぁと思って何冊か選んでサクサク読んでます。