ホンダと日産の経営統合について
ホンダと日産は経営統合が話題になるより前から、2024年夏に開発の協業が発表されてました。
そこに日産の営業利益9割減の決算がきまして、「キャッシュがあと2年分しかない? 大丈夫?」と急速に日産が倒産するんでないか?と話題になってました。
そして、2024年12月18日の朝のビッグニュースが「本田技研と日産自動車が経営統合か?」なわけです。
ホンダのほうが日産の4倍の時価総額
ここのところ日産の株価はおもわしくなく、時価総額でいうとホンダのほうが日産の4倍近い時価総額になってます。
企業サイズ的に言うと、今はホンダ:日産=4:1ってことです。
ニュースでは、ホールディングスを作って、その下に本田と日産をぶら下げる形の経営統合と言われていました。
対等かというとそれは無理な話で、この4:1の実力差からいって、実質はホンダが日産を救済する形になるでしょう。
新興メーカーのシェア拡大
自動車産業でいうと、世界ではテスラやBYDなど電気自動車メーカーが急速にシェア拡大して、旧来の自動車会社のシェアを食っています。
自動車保有率が上昇中の新興国において、旧来の自動車会社の負けも目立ちます。
日本の自動車メーカーは輸出で稼ぐことが一番ですから、経営統合してコストシナジーを最大化、護送船団方式でやっていく必要に迫られているとも言えます。
今のメガバンクがかつて吸収や合併を繰り返して今の姿になったように、自動車会社もそうならないといけない経営環境になってきているのかもしれません。
2,3社のホールディングスの下に今の日本の自動車会社全部がぶら下がる時代が来るかもしれません。
そうなると、スズキ、マツダ、スバルの動向も気になりますね。
さらに二輪車も巻き込むかもしれません。