【FX】GMMAっぽい線は何ですか?
ひとつ前の記事「FX本の著者はけっこう月足を見てる」で使ったチャートの「GMMAっぽい線は何ですか?」に回答する記事です。
GMMAとは
GMMAとは、Guppyさんが開発したテクニカル指標です。
Guppy Multi Moving Averageを略してGMMA(ジーエムエムエー)と呼ばれています。
直訳すると、「ガッピーさんのたくさんの移動平均線」あたりでしょうか。
短期移動平均線グループ6本、長期移動平均線グループ6本(それぞれEMA)をチャートに表示させて、トレンドなどを判断するものです。
カラフルな線がチャート上に表示されるので、視覚的にトレンドを捉えやすいのが特徴です。
個人的なGMMA解釈
GMMAでは、短期筋と長期筋、投機筋と機関投資家、イワシとクジラのように移動平均線グループを対比して表現してます。
移動平均線を1本、1本ごとにバラバラに厳密に評価するというより、6本まとめてざっくり見る感じかなと思います。
6本の線がきれいに間隔をあけて上昇、あるいは下降しているときは、きれいなトレンドを形成中で、ローソク足が多少上下しようが移動平均線にタッチしようが、線の関係が崩れないかぎりトレンド継続です。
わたしは、
移動平均線6本全部の上にローソク足が出たら買い、
移動平均線6本全部の下にローソク足が出たら売り、
とエントリーする感じです。
「一目均衡表の雲」的に使ってるとも言えます。
移動平均線6本が雲エリアで、サポートやレジスタンスとして働くと...。
GMMAの短期移動平均線グループの期間は短すぎる
元々、GMMAは日足や週足で用いられていたせいか、短期移動平均線グループの期間が短いんです。
5分や15分にGMMAを表示させると、短期移動平均線グループはまるで乱高下するジェットコースターのようです。
とても使えたものじゃありません。
投機筋っていうくらいですから、動きが速すぎなんです。
普通の人には長期移動平均線グループだけで十分に用が足りると思いますよ。
GMMAっぽい線はGMMAをMTF的に表示させた線でした
最初の話題にもどって、
GMMAっぽい線というのは、GMMAの長期移動平均線グループをMTF(マルチタイムフレーム)風に表示させた線です。
赤とオレンジが今の時間軸の長期移動平均線グループ、
本数が多いので 6本 → 4本 に減らしてます。
青色がそれらの4倍に期間にした、ひとつ上に時間軸の長期移動平均線グループ、緑色が16倍した二つ上の長期移動平均線グループです。
よく使われるチャートの時間軸というは、ひとつ上の時間軸と3倍から6倍の倍率になっていて、平均すると約4倍です。
1分足 → 5倍 → 5分足 → 3倍 → 15分足 → 4倍 → 1時間足 → 4倍 → 4時間足 → 6倍 → 日足 → 5倍 → 週足 → 4倍 → 月足
期間を4倍にした移動平均線を表示することで、ひとつ上のチャートに移動せず、上のチャートを把握することができます。
完全一致でないですけど、ほぼ一致です。
また、1つ上の時間軸のGMMAの短期長期移動平均線グループを表示させているとも取れます。
わたし的にはこちらのほうが合うので、こう変えて使ってます。
「GMMAの短期がはやすぎ」って思われる方は試してみてください。