ロングステイ候補地のマレーシア・クアラルンプールを長期滞在評価
マレーシア・クアラルンプールに民泊した経験から、クアラルンプールで長期滞在する民泊の探しかたや、エリアの特徴を教えます。長期滞在の暮らしやすさや治安、ネット環境などを調べて評価しています。
ロングステイ候補地のマレーシア・クアラルンプールを体験する
2017年3月、マレーシア・クアラルンプールに長期滞在してきました。ロングステイ候補地の調査、体験活動の一環です。私のロングステイの目的の一つが花粉症を避けるです。クアラルンプールの長期滞在では、薬やマスクが不要な暮らしが出来て楽でした。乾燥肌もすぐによくなりました。日本に戻ったら、即座に目はしょぼつくし、肌荒れしてきました…。
マレーシア・クアラルンプールについて
東南アジアのマレーシアは、大きく分けてマレー半島側とボルネオ島側の2つに分かれています。首都のクアラルンプールはマレー半島側にあり、人口約180万人の大都市です。日本との時差は1時間です。
クアラルンプールの3月の気候
クアラルンプールに行った3月は、最高気温が約30度、最低気温20度で、夕方になるときまって夕立というかゲリラ豪雨というか、とにかく降りました。たいてい夜6時前にやみ、雨により気温が下がりました。
真昼間に炎天下を延々と歩くようなことをしなければ、それほど暑くもなく、湿度は日本の夏ほどありませんでした。昼間の行動は午前中、夕方前に終わらせるようにすると考えて行動しておくとよさそうです。
クアラルンプールは英語で生活できる
言葉は英語が通じます。マレーシアは多民族国家のため、各民族の中ではそれぞれの言語が使われ、民族間ではマレー語や英語が用いられます。旅行者に対しては主に英語が用いられています。
マレー語表記の文字は英字を用いているので、読めないとまったくわからないタイ文字に比べて、なんとなく想像できる場合があります。たとえば"sentral"のように、表音のカタカナ英語的なつづりをよく見ます。
クアラルンプールの治安や生活コストについて
クアラルンプールの治安は、東京と変わらない感覚です。町中でスマホ片手に歩いている人が多数いる様は日本と同じです。ヘッドフォンして歩いている人もたくさんいました。夜でも危険を感じませんでした。
クアラルンプールには、サービス付きアパートメントのタワーがたくさん建っています。今も多数のタワーが建設中です。住んでいる人、長期滞在の人、旅行者がそれを利用していています。そこには欧米やオーストラリア人などが多数いました。
クアラルンプールの便利なところにあるアパートメントで日4000円~12000円くらいで泊まれます。自分たちも今回の滞在にサービス付きアパートメントを利用しました。1泊約8000円で1ベッドルーム(リビング、ダイニングキッチン、寝室、洗濯機付き)。部屋からの眺めがよく、広く清潔でした。サービス付きだと、タオル・リネン交換、基本の掃除があり、洗濯・掃除の面で楽です。
クアラルンプールの食事コスト
東南アジアというと自分的には100~200円で食事できる感覚でしたが、クアラルンプールでその金額で食べることはもう難しい感じです。現地の人も利用しているフードコートで食事が8~12RM(200~300円)で、夜に飲めるところで食べると50RM超えます。スタバの類があちこちにあり、飲み物は10RM~。
コンビニは7-11などが多くあり、炭酸飲料が2.5RMくらいで売っています。弁当やパン、串など軽食も売っています。スーパーマーケットは、ショッピングモール内やそのすぐ横にあり、肉や野菜、果物、日用品など日常の買い物はそこで出来ます。たいていのモールに日本にあるようなパン屋がありました。
マレーシアの食事は、多民族なだけに多様な食事が選べます。米や麺もありますし、味も日本人に合っていると感じます。日本から出店している日本食も多数あります。人口の6割がイスラム教徒の国ですが、酒は欧米人中心のエリアや中国系レストランなどで普通に飲めます。21時くらいまでハッピーアワーで、ビールがグラス12RMくらいです。
日本人はそれなりに居ました。駐在員とその家族や出張も多いようです。統計によると、在クアラルンプールのマレーシア大使館に提出された在留届で日本人は1.9万人以上が長期滞在しています。観光客もいます。スーパーマーケットなどで修学旅行生も見ました。
クアラルンプールのショッピングモールについて
クアラルンプールにはショッピングモールが多数あります。とくに繁華街のブキッビンタン地区には複数のモールが連なって建っています。高級ブランドやファストファッション、百貨店、レストラン、フードコート、スーパーマーケット、両替、ATMと、モールに行けば揃っていて便利でエアコンも効いていて、滞在中はフル活用すると思います。
活気があり、フードコートも良いオススメのモールは、パビリオン、スリアKLCC、nuセントラルの3つです。それぞれ、ブキッビンタン、ペトロナスツインタワー、KLセントラル駅という便利な場所にあり、周囲で働く人や観光客も利用するので平日昼間でも人が多くにぎわっています。
番外として、タイムズ・スクウェアは他モールと違い学生以下の利用が多数を占める若者向け。Low Yat PlazaはIT系小規模ショップが多数入っているビルで、携帯電話やコンピュータ、オーディオの類を扱っています。
クアラルンプールの通信環境や交通について
インターネット通信は、滞在した所、モール、カフェなどで無線LANが使えます。短期滞在であればそれで足りると思います。
MaxisのプリペイドSIMカード
私は、プリペイドSIMカードをLow Yat PlazaにあるMaxisのキャリアショップで購入しました。音声、SMS、インターネットで初期費用10RM。初期キャンペーンなのか、ずっとインターネット容量が追加されるので、それで済んでしまった感じです。初期1GB、その後都合2GBほど追加されました。
Maxisのプリペイド基本プランは、月2GB30RM、週300MB7RMなどです。そのSIMのデータローミングは、シンガポールで10RM1GB/1day、20RM/3dayで出来ます。
電気事情のほうは、雷がなるような豪雨もありましたが、アパートの停電やネット断は一度もなく、これなら仕事に問題なさそうです。
クアラルンプールの交通手段について
交通は、電車やモノレール、バスがクアラルンプールを走っています。またタクシーも多数走っています。旅行者や長期滞在者にとても便利なのは「GO KL」という無料の循環バスです。4路線走っていて、このバスだけで主要な場所に行けます。朝夕は5分ごと、それ以外は10分毎に走っています。このバスは地元の人も乗れるバスなので、通勤通学や買い物時間帯には混みます。
クアラルンプールでは、スマホのタクシーアプリもよく使われ、Grab、Uberが有名どころのようです。個人、通常タクシー、高級タクシー、多人数、シェアなどが選択でき便利そうです。
ロングステイとしてクアラルンプールはありか
ロングステイ候補として、さすが人気ナンバー1のマレーシアだけあると感じます。気候や食事、交通、治安など安定感があります。クアラルンプール中心部ならば、車がなくても暮らせる点が〇。コスパの面では、食事や交通機関にまだ安さがありますが、10年後20年後にはもう差があまりないかもしれないですね。
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